Emaのブログ

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受動的注意集中に入る鍵

こちらは前回の記事の続きになります。

raks-ema.hatenablog.com

 

私の学んだことや経験から「受動的注意集中」状態に入る鍵をお伝えしていきたいと思います。

 

まずとてもシンプルな言葉でお伝えすると、

 

意識を外側ではなく内側に使っていく

 

ということが大切になります。

 

自分の体から無意識にならない

体の中から空っぽ、お留守にならない

呼吸に気づいている

内側に意識を満たしておく

 

正に以前手書きの絵で書いたこの様なことです。NOWの方です。

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あの時ここに繋がると思ってはいなかったのですが、結局はこういうことです。

この反対の状態はどういうことかというと、

頭の中で忙しくいろんなことを考えている状態です。

頭で考える大抵のことは「過去か未来」のことや「妄想」です。

 

そして、そこから紐付けされて、またいろんな妄想劇場のドラマが頭の中で繰り広げられます。

 

もちろん仕事のことなど、しっかりと考えることが必要なことがある場合もあると思いますが、その際はそれをちゃんと意識的に行なっていればいいのです。ここで問題なのは、無意識に色んなおしゃべりが頭の中で繰り広げられている状態です。

 

その考えている状態ではなく、「感じる」ということが受動的注意集中状態の鍵です。

 

自分の体、呼吸を感じている時間を日常の中で増やしていきます。

仕事中もできるだけ。

 

そして自分の体の中に意識を満たした状態で踊りの練習するのです。他の人がどうとか気にしている場合ではありません。他の誰かを気にしている状態は意識が外側にいってしまってます。

 

自分の体から無意識にならずに、意識的に全てをおこなっていくのです。呼吸からも無意識になりません。

 

そしてもう1つ、私たちが踊るうえでとても大切なことが「音楽を聴く」ということです。

 

その「聴く」という状態で、私は踊っている時この「受動的集中状態」をかなり作っているます。

 

でも、普段私たちは「見る」のもそうですが「聴く」ことも、自分でそうしたい対象を選んでその対象だけにその五感を使っています。

 

そうではなくて、例えば今これを読んでいる皆さんがどういう環境にいるかは分かりませんが、3回ほど深呼吸をして、聞こえてくる全ての音に耳を傾けてください。

 

近くで、そして遠くからも色んな音が聞こえてくると思います。

 

今のその状態こそが「受動的注意集中」の状態です🌟

 

頭の中も静かだったと思います。

その頭の中のおしゃべりがない状態で、音を受け取っていく。

 

自分が意図した対象の音だけに自分が向かって聞きにいくという状態ではありません。それは能動的に聴覚を使っている状態です。

 

そうではなく、頭の中は静かに、音楽を受け取っていく。

 

音楽もしっかりと聴くと様々なレイヤーがあることに驚かされます。一番表面に出ていきている音から、深い層までしっかり聴くと今までと違った感覚になるかもしれません。

 

これを踏まえて考えると、視覚の変化についても全く驚きませんね。

 

能動的に視覚を使う状態だと見えるのは、自分がその対象を選んで見に行ってるから見えるのです。受動的に、目の前に広がるものを受け取るという視覚の使い方だと、全体が視覚の中に入っているという状態で、見に行くという意識ではないので、踊っている時も何かが(退屈そうなお客さんの表情など)踊りの邪魔になったりすることはありません。

 

もし見えたとしても、内側に意識を保っていれば気になることはありません。

そこで、内側にあった軸を外側に持っていかれると、頭の中のおしゃべりや妄想劇場が始まってしまうのです。

 

そういう意味で、上達には肉体的なものだけではなく、意識のトレーニングをする必要があるのです。なぜなら私たちの意識はトレーニングしないと、いとも簡単にあちらこちらに彷徨ってしまうからです。

 

本日のまとめ

 

意識を外側ではなく内側に使っていく

 

自分の体から無意識にならない

体を空っぽ、お留守にならない

呼吸に気づいている

内側に意識を満たしておく

 

考えるのではなく「感じる」

 

頭の中は静かに音楽を受け取っていく

 

日常生活の中や日々の練習の中でできるだけそんな時間を増やすことを心がけると、私の経験上、本番でもその集中状態に入ることができます🍀

 

以前こんな記事も書いていました。

raks-ema.hatenablog.com