Emaのブログ

広島・東広島でオリエンタルベリーダンス レッスン開催してます。ホームページはraks-ema.com

2つの集中状態

先日の記事で、集中には2つの種類があると書きましたが、今日はそれについて書いていきたいと思います。

 

1つ目は「能動的注意集中」

この集中状態は、私の感覚でいうと、自分でやる気を奮い立たせて「やるぞー、頑張るぞー」と集中させている状態です。

例えば、何か結果が欲しくて、それに自分が向かってる頑張って集中状態を作っています。

試験勉強や、仕事などやむ終えず集中状態を作る必要がある時など。

この集中状態は、緊張感を持っている状態なので、疲れるし、長い時間は続きません。

 

2つ目は「受動的注意集中」

この集中状態は「フロー」の状態に近いのではないかと、個人的には感じます。

とてもリラックスして、尚且つ集中しています。

好きなこととかに夢中になっていて気付いたら、かなり時間が経ってた!なんて経験は誰もがあるのではないでしょうか?

 

そして少し前に、私のパフォーマンス時の視覚の変化について書いたのですが、ヨガ関連の学びのなかでこの集中状態について学んだのですが、この状態になると視覚はその様になるとありました。なので、点と点が繋がりました。

 

raks-ema.hatenablog.com

 

要するに1つ目の「能動的注意集中」の状態だと、見えるのです。

昔の私は客席の隅々まで視覚がかなりクリアな状態で踊ってました。と以前書きました。

これは、私は本番だ!やるぞ!集中して頑張ろー!と

「能動的注意集中」の状態で踊っていたのです。

 

しかしヨガを始めてある時から気付いたら、見えなくなっていました。

踊っている最中の集中状態が「受動的注意集中」に切り替わったのです。

 

では、私たちは踊りを踊るうえでどちらの集中状態が望ましいのでしょう?

答えは2つ目の「受動的注意集中」です。

そりゃあ、リラックスしてて、尚且つ夢中になっていられる状態ですから。1つ目の「能動的注意集中」状態は集中はしているものの、緊張感もあるので、ステージに立っていざ本番!という時に本領を発揮しづらいという点もあります。

踊る時だけでなく、仕事をするときでも、こちらの集中に入れたらいいかと思います。

 

1つ目の「能動的注意集中」はエネルギー消費的

2つ目の「受動的注意集中」はエネルギー蓄積的

 

しかし、「能動的注意集中」は自分で注意を向け、意思でコントロールできるのに対し、

「受動的注意集中」は受動的なだけに自分の意思ややる気で集中している状態ではありません。

 

この集中状態は自ら起こしているのではなく、「そうなっている状態」という方が合っているのかもしれません。

 

ヨガの学びからの一部をシェアすると、

考えるのではなく感じる

観察者の視点で気づいている

 

というのはキーワード。

 

私は自分の体感で受動的注意集中の状態がわかるのですが、次回のブログで日々の過ごし方や、踊りの練習の時のアドバイスを書いていきたいと思います。