Emaのブログ

広島・東広島でオリエンタルベリーダンス レッスン開催してます。ホームページはraks-ema.com

視覚にフィルターをかける?エクササイズ編

では前回までの

raks-ema.hatenablog.com

raks-ema.hatenablog.com

 

『視覚にフィルターをかける?』のエクササイズ編

 

を今回はお届けします。

 

是非これを読んでるみなさんにも、その「視覚にフィルターがかかったような感じ」を体感していただけるヒントになればいいな。

 

f:id:raks-ema:20210616152403j:plain

 

生徒のみんなは今月のテーマ『呼吸のワーク』をやってからだとすんなりはいれるかもしれません。

 

ではやっていきましょう♪

 

①落ち着く場所に

座る

立つ

どちらでもいいので目を閉じて身を置いていきます。

 

・床にあぐらなどで座ってる人はしっかりと「座骨」の上に座って、骨盤を立てて、その上に背骨を積み上げていきます。

 

・椅子に座ってる人は「足の裏」が床につくところ、椅子の前の方に体を持っていってください。そして、同様に「座骨」の上に座って、骨盤を立てて、その上に背骨を積み上げていきます。

 

・立っている人は、安定のいい幅に足を開き、

足の裏の3点

母指球

小指球

かかと

&5本の指

が床をちゃんと踏んでるかチェックして。

 

ここで大切なのはちゃんとグラウンディングすることです。

 

②今の自然な呼吸を観察していきます。(気持ちが落ち着くまで)

 

③深呼吸へ

呼吸を少し深めていきます。それを観察します。しっかり吐くと、次の呼吸が深く入っていきます。

 

そして、

 

鼻を空気が通る感覚

胸やお腹が膨らみ、しぼんでいく様子を眺めます。

 

※もし、関係のないことが頭に浮かんできたら、また呼吸や体の感覚に意識を戻していきます。

 

④落ち着いて自分の内側と繋がれた感覚が持てたら、10秒くらいかけながらゆっくりと目に光をいれていきます。

 

柔らかく目を開けていきます。その柔らかさを保ちます。

その最中も、呼吸の観察を続けます。あくまでここで重要なのは、自分の内側の感覚と繋がり続けることです。

 

この目の使い方がとても大事です❗

 

いつもの目の使い方とは違うから気をつけてください。ここでいつものパターンで目を開けると、いつものままですw

 

自分で何かを見に行く能動的なものではなく、視覚の中に目の前の景色がはいってくるというような受け身な感じ。受動的な目の使い方です。

 

瞳孔を見開いて見る目の使い方とは違うので気をつけてください。

 

これで終わりです。

どうでしょうか?

 

意識は外側ではなく、内側にある感覚があって目が柔く、目の前に柔らかい景色が広がっていたら成功かな🌟

 

慣れてきたら最初から最後までを5呼吸くらいでできちゃいます☺️

 

そして更に慣れてきたら、目を開けたままスイッチを外→内→外→内みたいに意識を切り替えて視覚の変化を体感することもできるので、是非自分自身を探求してみてください🌏

 

これが近年私が踊っている最中に広がる「視覚」の状態です。

中々こう言うこと教えてくれる人は少ないから面白いでしょう?!

結構色々面白い話あると思うからちょっとずつ書いていきます😁

 

 次はこのシリーズから紐付けて、

では踊っている最中ずっと呼吸を観察&体の感覚に意識を向けているのか?と言うことを書いていきます🚩

 

 

この先もずっとずっと

今年はレッスンの中で、毎月体のパーツに意識を向けていこうというのをやっていて、今月のテーマは『呼吸』。そして呼吸にまつわるいろんな箇所にワークしています。

 


www.youtube.com

 

この前のレッスンでの自分ツッコミが地味にツボでした。

 

ワークを終えて、

「今月はスタジオ以外でも「呼吸」に意識を向けて過ごしてくださいね🌱」

 

「いや❗️今月だけじゃなくて、この先の人生ずっと‼️」

 

😂😂😂

 

無意識でも呼吸はできるから、普通の生活をしてる人は普段呼吸に意識を向けることはそんなにないと思うのだけど、私はとても大切にしています。

 

その重要性や効果を身をもって体験してるから。もちろん踊りにもとても重要です。

 

自分で自分を整えられるいくつかの呼吸法を常に引き出しの中にストックしてあって、その時に必要な呼吸法で自分を整えます。

 

気分が冴えない

落ち込む

エネルギーが低い

イライラ

落ち着かない

 

もうね、だいたい呼吸が浅くなってます。

呼吸法で私の場合全部リカバリーできます。

 

自律神経というのを聞くでしょう。

交感神経

(活発な時に働く。緊張やストレスで活発になる)

副交感神経

(リラックスしてる時に働く)

 

この2つがバランスの良い状態がいいのだけど、バランスを崩すと自律神経失調症の様な症状がでるのです。

現代社会ではストレスなどで、交感神経が優位になりやすいと言われてます。

 

普段自律神経は自分の意志とは関係なく働いてくれてるのですが、唯一自分でこの自律神経に働きかけられると言われてるのが『呼吸』です。

 

なので、これを使わない手はなく、呼吸で気分も爽快💚

人生変わります。よく眠れます💤

 

呼吸で気分が変わる

思考が変わる

行動が変わる

人生が変わる

 

『呼吸』です。

 

 

 

 

 

 

 

 

視覚にフィルターをかける?その②

前回の記事の続きです。

raks-ema.hatenablog.com

 

私は昔はとても視覚がクリアな状態でパフォーマンスを踊っていましたが、ある時(数年前)から気づいたら、そういうのがなくなっていたのです。

 

記憶を遡っていくと

2018年

くらいからです。

 

その様な客席のどこに、誰が、座っていてなどや、お客さんの表情などが分からなくなったのです。というか意識をすることが無くなったのです。

 

見えてるけど見えてない

 

という様な感じです。

 

これがタイトルの視覚にフィルターがかかってる様な状態です。

 

しっかりと目は開けて視点も泳がさずに踊ってますよ👀

 

この前のハフラも見てたみんなはわかると思うけどしっかりと客席の方も見てたでしょう?

でもね、あれ実はあんまりクリアに見えてないんです。

 

見えてないというよりは、視覚情報を脳まで伝えてないという様な感じです。

 

何故なら前回の記事でも書きましたが、視覚情報は時としてパフォーマンスの邪魔になるからです。

 

これは2018年くらいから気づいたらそうなっていた&

そして、今では意図的にパッと自分の意識を使って視覚にフィルターをかけることもできます。

 

では何がきっかけで昔はパフォーマンス中に視覚がとってもクリアだった状態から、今の視覚にフィルターがかかった様な状態になったのでしょうか。

 

このきっかけはきっと、私が思うに「ヨガ」です。

 

ヨガを始めたのが2017年末です。

そう考えると時系列でつじつまが合うのです。

 

では何故ヨガをしてそうなるのでしょうか。

 

これもただの私の意見ですが、意識を内側へ向けることが上手になるのです。

(多かれ少なかれ殆どの人が普段意識を外側に向けて過ごしていると思います。危険から身を守る上で必要なことでもあると思いますが、あまり外側にばかり意識を向けていると自分の本質と繋がりにくくなります。)

 

視覚がクリアな状態(昔の私ね)は意識は外側に向いています。

でもヨガの練習では、自分の呼吸や体に意識を向けていきます。そして集中力も上がります。

 

なので、パフォーマンス中どういう状態かというと、意識がずっと内側にあるんです。

視覚を外側に向ける代わりに、自分の方に目👀を向けてる様な状態です。


f:id:raks-ema:20210612210414j:image

 

外側で起こっていることに注意がいかなくなるので、踊っている最中はその時間に没頭しています。

 

でもこの状態って意外かもしれませんが、実は意識はとてもクリアなんです。

すっごくパフォーマンスに没頭してるのですが、物事もちゃんとクリアに捉えてる冷静な自分がいて、

「あ、今振付間違えたな」

と冷静な自分が気づくこともありますよw

でもそのままズルズルと思考に自分を乗っ取られない。

 

簡単に言ってしまうと、踊りは私にとっては瞑想です😁

 

そんな感じでわたしの経験談でした。

この状態は自分の体感でフロー、Sultanahだと思います。

 

次回は「視覚にフィルターをかけるエクササイズ編」をお伝えします。

これだけ言っておいて

「みんな頑張って!さあ、これからは意識を内側に向けましょう!!」

と言ってもきっと良く分からないですよね。

インスタントエクササイズを考えました。効果があるか分からないけど😆w、それをやってみましょう

自分で実験したらすぐに出来ましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水曜日初級クラス新曲

7月からの新曲🌟
こちらのアルバム、CDだと時間がかかるのでちょっと早いですが、準備お願いします。

 

モハメッド・シャヒンのアルバムTak Takaから『Medley Baligh』を踊っていきます。

沢山の名曲を世に送り出しているBaligh Hamdiの曲のメドレーになっています。

なので有名な曲が次々と出てきて、踊っててとにかく楽しい展開になってます😊

 

メジャンセの様な雰囲気でも踊れるかなと思います。

 

CD現物だったらこちらから↓結構手元に届くまで時間がかかった気がします。

www.ahora-tyo.com

 

ダウンロードだとすぐに手に入ります↓CD現物が不要な方も

www.mohamedshahin.net

ホタル

昨夜実家への帰り道。

ホタルがもういたよ。

結構たくさん。


f:id:raks-ema:20210605215340j:image

f:id:raks-ema:20210605215352j:image

こうやって今年も変わらず出会えるとほっこり💓するね。

 

私はホタルを見ると、小さい時に父と散歩してたの思い出すの。

父は昔は理科の先生で、自然が好きだったから散歩しながらホタル見たり、植物や星座の名前を良く教えてくれてた☺️

思い出はいつでも温かいね。

今年はじめてのホタルにお父さんって呼びかけたよ🌷

 

視覚にフィルターをかける?その①

前回の記事の最後に、パフォーマンス中にあまり視覚をクリアにしておくと踊りの邪魔になることがあります。

 

と書きました。

これがどういうことか今日は書いていきたいと思います。

 

私は昔はよくパフォーマンス中に、比較的大きなステージでも、知り合いがどこに座っているのかすぐ見つけられてました。

 

県外などに行くと客席は知らない人がほとんどで、その中に知り合いが中央とか、割と後方に座っていてもすぐに見つけることが出来ていたのです。

 

とても視覚がクリアで、ステージから近いところに座ってる人は表情までしっかりと見えた状態でパフォーマンスしていました。

 

そのメリットとして、もし県外や海外などアウェイな状況で踊っている場合は知り合いの顔が見えるとほっとしますよね、安心感もあります。

 

しかし、デメリットとして、あまり視覚をクリアにしておくと、あまり楽しそうでない人の表情が見えたり、携帯電話を触っている人が見えたりすると、

 

「私の踊りつまんないのかな・・・」

 

などという不安の材料になってしまいます。

 

そんな思考がパフォーマンスの最中によぎってしまうと最悪です。

思考は暴走族。そこからグルグルと思考の暴走の罠にハマってしまいかねません。そうなってしまうともう、「心ここにあらず」みたいな状態になってしまい終了・・・ってイヤじゃない。

 

思考はいいパフォーマンスの最大の敵(by Ema)です。

 

その様な状態はSultanahやフロー、ゾーンの境地とは真逆の状態です。

 

先日ハフラが終わって、ある生徒さんがコロナ禍でお客さんがみんなマスクをつけているので表情が見えないからなんだか変な感じだったと言っていました。

 

楽しんでニコニコ笑って見てくれてるお客さんの表情はパフォーマーとしてとても勇気付けられるし、エネルギーをいただけます。

 

しかしその反面、今の状況だとマスクは必須なので表情が見えないと、やはり先ほどの様な不安な気持ちが湧き出てくる可能性があります。

 

ですので最初に戻ると、

「視覚をクリアにしておくとパフォーマンスの邪魔になることがあります」

なのです。

 

では、どうしたらいいのでしょうか。

 

私は先ほども触れた様に昔はとても視覚がクリアな状態で踊っていましたが、ある時(数年前)から気づいたら、そういうのがなくなっていたなと。

 

客席のどこに、誰が、座っていてとかが分からなくなったのです。(ステージ近くの人は流石に分かりますが)

覚えてないし、意識もすることがなくなったのです。

 

また次回そのお話を書きます。

(最近この手法でちょっとずつちょっとずつでごめんなさい。しかし気に入っています。一気に書こうと思うと足が遠のくし、こうやって少し続きに触れておくと続きを書かなきゃ!!という気持ちにもなりますし、書いてる途中にいろんなヒラメキなどもあるので、そこからどんどん紐付けしていくと色々と書けるの。)

 

そして今日の最後に、先ほど触れた

「あまり楽しそうでない人、携帯電話を触っている人」

がステージから見えた時の対処法として、

 

それと自分とを紐付けないということが大切です。

 

その原因が

「自分のパフォーマンスがつまらないからかな」

と自分自身と紐付けないのが大切です。

 

「それはその人の問題である」と捉え、自分とは切り離して考えること。

 

楽しくないのはその人の人生の問題で私とは関係のないことです。

 

これは普段の生活の心得としても大切だと思います。不機嫌な人と出会ったりすることがあるけど、私のせいかな?などと考えずに、それはその人の人生の問題だと自分自身と切り離すことで巻き込まれないでいられます。

 

あと、もう一つ

楽しそうでない人も内側ではそごく感動していることもよくあります😁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tarab(タラブ)についてその②

前回の続き

raks-ema.hatenablog.com

 

タラブをもたらす歌手=モタレブ

 

タラブをコンサートの度、毎回引き起こしていたのが「アラブの至宝ウンムカルスーム」だと言われています。

 

f:id:raks-ema:20210529204221j:plain

 

それだけの歌唱力とカリスマ性、そして圧倒的な魅力があった彼女は死後40年以上(1975年没)経ってもアラブでは絶大な支持と存在感があり、愛され続けています。

もちろん私たちダンサーにも。

 

彼女のコンサートは夜中まで続く様な長いもので、踊りをある程度やっている方は知ってると思いますが、一曲も長いのです。

 


www.youtube.com

これは有名なENTA OMRIで、こちらのコンサートの映像は1時間18分。

これで一曲ですよ。

 

*私たちダンサーが踊る彼女の曲といえば、ダンス用にアレンジされたものがほとんどで、その長い曲の前奏だけ、歌の一節だけというような感じです。

 

彼女のコンサートは6時間以上続くこともあったようです。

 

しかし、そのコンサートは私たち日本人が思い浮かべる様な聴衆が客席で静かに座って聞いているというよりは、アーティストと聴衆の間の感情的相互作用でそのコンサートが作られていた様な感じです。

 

動画を見ると分かるんだけど、聴衆も遠慮なく、ピュー😚とか、あんた最高‼️(きっとその様な事を言っているのかな)みたいな掛け声をかけてますよね。完全に、参加型みたいなコンサート。

 

なので、ミュージシャンは何度も何度も同じフレーズを繰り返し演奏したり、彼女は同じフレーズを何度も違った歌い方で繰り返し歌ったり(これがさすがクルスーム‼️)と唸っちゃうほど、素人が聞いてもブラボーって感じで、本当さすがクルスームです。

 

ですので、最初のタラブとはに戻ると、

 

タラブとは会場全体が

恍惚感

高揚感

エクスタシー

に導かれた状態。

 

という意味が良くわかります。

 

この状況では、歌手、ミュージシャン、聴衆、みんなの相互作用で会場全体がものすごいエネルギーと情熱に包まれて、その時間と空間がフィーバーしていたのではないかと思われます。

 

 

そして、これも前回触れたサハラ・サイーダのワークショップで習ったことですが、

 

そんな彼女のコンサートの前から2-3列は、作曲者や作詞家など関係者だけで埋められてたそうです。

 

ステージから近いVIP席に大切な関係者をお招きするのと同時に、身内でそのエリアを固めると安心できますよね。

 

私たちダンサーの視点で見ても、完全にアウェイな環境で踊るよりは、ステージから見える位置に自分の身内の様な存在がいてくれると安心します。

 

しかし、ダンサー的には私の経験上、パフォーマンス中にあまり視覚をクリアにしておくと踊りの邪魔になることがあります。

 

ここからはダンサー的な視点からの私のパフォーマンスの経験談とTipsを次回またお伝えしたいと思います。

 

「木を見て森を見ず」

 

ではなく

 

「木を見ず森を見る」

 

がいい感じです♪