みなさん、こんにちは😊
ヨガの指導者養成講座は9月で終わったものの、ヨガ哲学やら何やらとまだまだ終わることなく私の学びは続いております。この調子だとまだ来年いっぱいくらいまで続きそうな予感です。
それで、今朝のマインドフルネスの講座から面白かったエピソードと私の体験談をお話したいと思います。
今朝講座の中で、呼吸の話をしてて
あるスポーツの競技が呼吸法を練習に取り入れてるっていうお話で、そのスポーツっていうのが、
フリーダイビングっていうのは、酸素ボンベを着けずに水に深く潜る競技
そして、そのチャンピオンの選手がインタビューで話してたという内容が、
『心の動きを止めることが大切』
だということだそうです。
息を止めて深く潜っているときに(今の世界記録は水深202メートルだそう)、いかに心の動きを止めるかが大切で、そこで心が動き始めるとパニックになって命に関わる危険な状態になるのだそう。
だから
『心の動きを止めることが大切』
呼吸法の練習で呼吸を深めたり、質を高めたり、長く止めたりすることができる様になるのですが、もう一つ大切なポイントが
「呼吸と心の動きはリンクしている」ということです。
なので呼吸がゆったりしているときは、心(思考)の動きも穏やかで、呼吸が早いときは、心の動きも忙しいのです。そして、呼吸を止めると心(思考)の動きもある程度止めることができるのです。
長くなりましたがここまでが前置きで、
私も身を持ってこの心の動きを止めることが大切という経験を思い出したのでそれをお話したいと思います。
数年前にDr.Gamal Seifを広島にワークショップでお招きしてて、その滞在中に何人かでタンヌーラの特別プライベートレッスンをお願いしたのです。
Dr.Gamal Seif
タンヌーラ
タンヌーラはエジプトの伝統的な楽器や音楽、詩に合わせ長時間まわり続けることで神との一体を図ろうとする踊り。
トルコのイスラーム神秘主義(スーフィズム)が行う旋回舞踊セマーがエジプトで発展したものです。
こちらがトルコのスーフィーの旋回舞踊
そのタンヌーラのプライベートレッスンを受けてた中での話です。
では、始め！と回り始めるのではなく、導入でいろんなワークをして(これがかなり重要な部分だと思います)、それから後半で回り始めました。
そして回り始めて、導入のワークもあったお陰で結構いい時間回ってたと思います。
もともとこの旋回舞踊というのが、回り続けることで神との一体を図ろうとするものなので、それくらい回っていると、やっぱり自我というものがどんどん薄れてきて、割りとトランスとかエクスタシーの様な状態に近づいていくのです。
どのくらいまわっていたかな10分とか20分くらいでしょうか。
気持ちよく回っていたのに、
心が動き始めてしまったのです。
「このまま回っていていいのか」
「このまま長時間回っていると止まった時に大変なのではないか」
そうやって心が動き始めると、、、もう大変！
回るのをやめて立ち止まってしまったのです。
その瞬間
オエーーーーー😱😱😱
(吐いてないですよ。空腹でという指示が事前にありましたから笑)
でもものすごい吐き気と気持ち悪さでぐったり😨
ガマール先生に介抱してもらいました🍀
せっかく気持ちよく旋回していたのに、心が暴走し始めたせいでそんな状況になってしまった、この出来事を今朝のフリーダイビングの選手の言葉でフラッシュバックしました。
あのまま「心の動きを止めていること」ができたらきっともうしばらくは回れていた気がします。
でもその「心の動きを止める」が厄介なんですよ笑
この旋回もヨガも瞑想もマインドフルネスもぜーんぶそう
そして、このタンヌーラのプライベートレッスンのワークや旋回で私が受け取ったメッセージは
自分と他者への信頼
手放し明け渡す
ゆだねる
そのすべてが、わたしたちのステージでのパフォーマンスアップにも繋がるものだと思います。更には豊かな人生を送るのにも🌷
自分への信頼が欠けたからこそ、心が動き始めちゃったのです。自分を疑い始めたから。以前Sultanahの記事でも書いたかと思うのですが、そんな思考が出てきたら一瞬にして魔法は消えてしまいます。
P.S.ちなみにタンヌーラはちゃんとした手順で止まればそんなに気持ち悪くならないと思います😁
